アメリカの国立医学図書館に寄せられた論文によると、麻薬探知犬はアメリカで87.7%の確率で違法薬物を発見するなど薬物捜査で大きな役割を果たしている。しかしAP通信によると、オハイオ州では麻薬探知犬約400頭を解雇せざるを得ないという。オハイオ州では去年娯楽用大麻が合法化され、麻薬探知犬が娯楽用大麻に反応すると違法捜査になってしまうという。麻薬探知犬は一度覚えたにおいを忘れるよう再訓練できないため、娯楽用大麻が合法化州では麻薬探知犬を解雇する動きが広がっているとのこと。娯楽用大麻に反応しない麻薬探知犬の訓練には多額の費用がかかり、オハイオ州だけでも約12億円はかかるとみられている。スタジオでは人間が非常に勝手な生き物であるとともに、役目を終えた犬はゆっくり余生を過ごしてほしいといった意見があがった。