オーストラリアの企業が目指す北海道にある金山の再開発。地元からは反対の声が上がっている。朱太川漁業協同組・古本世志人さんは、アユが育つためには清流が必要なため鉱山開発で地域の水資源が汚染されることを懸念している。黒松内町の議会も先月、企業側に事業の中止を求める要望書の提出を全会一致で採択した。なぜ今、外国企業が相次いで日本の金山の採掘再開に動いているのか。マーケットアナリスト・豊島逸夫さんは「金価格が今後も上がっていくとの見通しを立てればこれまで採算ラインに乗らないと見られていた金脈が新たに採掘される動きが広がっていくことは考えられる」とした。では、金の価格は今後も上がり続けるのか。豊島さんは、いわゆるトランプリスクへの警戒で進んだ金の高騰には今後ブレーキがかかると予想する。現在、ニューヨーク金先物は3100ドル近辺まで高騰。