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「鼎泰豐」 のテレビ露出情報

高田馬場で出会った学生の神様はANAで定年まで客室乗務員をしていた大宅邦子さん。高校生の将来なりたい職業ランキングで5位にランクインしている客室乗務員(渋谷トレンドリサーチ)。ドラマなどの題材になり花形職業のイメージが大きいが、国内線では1日2往復、国際線では10時間以上のフライトなど体力が必要。勤務時間や時差の関係で生活が不規則になりがちなため平均年齢は33.6歳、勤続年数は9.2年と短い。大宅邦子さんは勤続年数は45年、フライト時間は3万750時間だという。大宅邦子さんにCAを目指す高校生に特別授業を行ってもらった。訪れたのは日本航空高校石川・東京青梅キャンパス。CAステージではビジネスマナーの講座などCAを目指して学んでいる。機内を再現したブースで実技授業を行う。まずはカートを使ったドリンクサービス。カートはドリンクのラベルがお客様に見えるように配置する。オーダーされた時は復唱すると覚えやすい。コップを置く際は、名残惜しそうに置くことで美味しそうに見えるという。
大宅邦子さんは1974年、20歳の時にANAに入社。当時では珍しい世界を巡る番組「兼高かおる世界の旅」の影響で、幼い頃から世界を飛び回る仕事をするのが夢だった。31歳でANAの国際線立ち上げのプロジェクトに最年少で抜擢。主に国際線のファーストクラスを担当していた。ファーストクラスでは温かいお茶を提供する際、ティーバッグで入れている。一般的にはティーバッグを入れたコップにお湯を入れて作るが、大宅さんは水を紙コップの底に2cm程度入れ、ティーバッグを水の中に入れる。スプーンでお茶のエキスを押し出す。水が緑色に変わったらお湯を加え、ティーバッグからエキスを絞り出す。一般的なお茶に比べ深みがあるという。
続いて機内食のサービス。2種類のメニューがあるが、フードロスの観点から両方合わせて人数分しかない。どちらかの残りが少なくなった際は食材の産地などの詳細を伝えるなどして少ない方を薦めると良いという。次は乗客への声がけで、正面45度くらいから声をかけることで乗客がそのまま正対する形になり、負担がかからない。さらにトレーを持つことで乗客側が声をかけやすいという。続いて緊急脱出。機体前方より火災が発生し、近くの空港に緊急着陸を行う設定。避難誘導の際は姿勢を低くしてハンカチ等で口を覆うよう声がけをする。緊急脱出の際は大きな声で短い言葉を効果的に言う事が大事で、命がかかっているため丁寧じゃなくて良いという。
大宅邦子さんへの質問。今までステイしてきた国で住んでみたい国についてはスイスを挙げた。6月にはアルムという牧草地が花盛りになり、ハイキングがおすすめだという。成田空港でのおすすめのご飯屋については公津の杜駅近くにある「台湾料理 鼎」を挙げた。店主は台湾の有名店で修業。お店で一から手作りの皮に専用の餡を包んだ小籠包がおすすめだという。早起きのコツについてはお金をもらうようになったら大丈夫だとした。大宅は45年間遅刻したことは無いという。最後に大宅さんは「CAにとって欲しい資質は観察力と想像する心。」などとアドバイスを送った。

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