12位「The 絶景花火「Mt. Fuji」2025 ~世界花火博~」。2020年、日本で初めて富士山の敷地内で開催し今年で5度目。アメリカやスペインの有名花火会社も参戦する。花火のプロがおすすめする最大のポイントは花火師界のBIG4の花火が見れること。その中の齊木煙火本店。2代目が戦争で止まってしまった隅田川の花火大会を復活させようとした1人だという。15位の「神明の花火」の虹色ブーケは4代目の齊木克司社長が考案したもの。今回齊木煙火本店は富士山に近い場所に自社があるため、大会全体の運営を任されている。この大会で打ち上げ会場となるのがスキー場。斜面に打ち上げ台を設置しなければならない特殊な環境となる。齊木さんが現場の状況を確認すると、例年よりも雪が多く残り、コースがぐちゃぐちゃになってしまっていた。経路を変えて、車で資材を搬入することができた。本番前日、BIG4が集結。当日、各社の花火がセッティング完了。残す問題は山火事対策。万が一の出火に備え、15か所で放水部隊が待機する厳戒態勢が敷かれた。大会中はドローンで出火位置を確認する。オープニングは富士山が見える日没直前に始まり、大会ラストはBIG4合同スターマインが飾った。齊木煙火本店は来週の隅田川花火大会にも参加する。