日興リサーチセンター主席研究員・藤原崇幸さんの解説。年初に3万3000円台で始まった日経平均株価は3月には4万円台に達した。S&P500も年初から上昇傾向が続き、2022年1月に記録した最高値を早々に更新。為替の動向に目を向けると円安傾向が続き、半年で20円の円安となっている。7月以降新NISA対象ファンド資金フローを紹介。藤原さんは「8月9日以降の資金フローを見ると毎日プラスが続いているので投資マインドはまた平常に戻りつつとあるのではないかと思っている」などと話した。年初から8月6日までの資金フロー上位5ファンド、8月7日以降29日までの資金フロー上位5ファンドを紹介。1位、2位は同じファンドで相対的に見て多くの資金が流入している面でも同じ状況となっている。株式市場の急落を経ても引き続き同じようなファンドで人気が集まっている。どんな時でもできるだけ慌てないでいられるよう安定的な資産形成を行うことが大事とした。来週は三菱アセット・ブレインズ齋藤恒彦氏に「投資信託の売り時 入替時を考える」をテーマに解説してもらう。