創業130年以上、「組みひも」の製造を行う龍工房。着物の帯締めとして使用することが多い組みひも。職人たちは専用の台を使って無数の糸を交差し組み上げることで美しく立体的な組みひもが完成。しかし近年業界では和装の需要の落ち込み、職人の高齢化、後継者不足の問題も浮き彫りに。そんな中、組みひもの技術を多くの人に広げたいの思いで龍工房が挑戦しているのが、組みひもを生活の中に落とし込んだ異業種とのコラボレーション。住宅メーカー、アキュラホームとのコラボでは組みひもパーティションを制作。組みひもは組み方によって固くしたり柔らかく伸縮するように作ることができる機能性。形状や柄も変幻自在という美しさを兼ね備えインテリアとの親和性が高く評価されている。組み柄は300種類以上。ヒルトン京都ではホテルのロビー全体を組みひもで彩った。小学校で行った特別授業では蚕から意図が作られる過程や戸を加工して工芸品になるまでを学習。日用品やアパレルブランドとも次々とコラボし世界的歌手・レディーガガも愛用するという組みひものヒールレスシューズも生み出した。東京・日本橋の映像。代表取締役・福田隆さんは「こだわりは継承しながら新しい物作りにチャレンジしていきたい」、福田隆太さんは「色んな事が表現でいる可能性を感じてほしい」とコメント。
住所: 東京都中央区日本橋富沢町4-11