フランス 新首相に歴代最年少34歳のガブリエル・アタル氏が指名された。新首相が取り組むべき案件は多い。移民問題が最優先だ。移民法案は今月、憲法評議会で合憲性が審査され、一部が違憲となるかもしれない。医療補助の改革もある。ボルヌ前首相は改革を約束していた。議員団長は、首相が変わっても、反対の立場は揺るがないという。新首相には議会選挙が控えている。与党の支持率回復には、選挙戦に注力する意外にない。野党のバルデラ氏に対抗する意味で若い首相は悪くないという声もある。マクロン大統領の公約だった安楽死の制度化もある。法案は延期の末、今年前半には提出される見込みだが、全政党で賛否両論が渦巻いている。共和党党首は「拡大している暴力に歯止めをかける必要があり、財政の建て直しも必要。パリオリンピックを行う責務もある。」などと話した。