プーチン大統領は国民の信任を得たとアピールするため、前回を上回る投票率70%、得票率80%を目指しているとされる。これまで1日だった投票日は今回初めて3日間設けられた。投票率をあげるための取り組みとして、テーマパークのチケットや薬の割引券なども用意されているという。一方で反対勢力への抑圧は強まり、軍事侵攻を批判していたナデジディン元下院議員は候補者になれず、最大の政敵ともいわれた反体制派のナワリヌイ氏は先月獄中で死亡した。ナワリヌイ氏の妻・ユリアさんはワシントン・ポストに「プーチン大統領が政党な政治指導者とみなされるのは大きな間違いだ」などと寄稿した。またロシアは一方的に併合を宣言したウクライナ4州とクリミアでも”選挙だとする活動”を強行している。これについて米国務省・ミラー報道官は「ウクライナ領土内で行う偽の選挙結果や正当性を認めることはない」などとしている。