オースティン国防長官がガラント国防相を会談し、イスラエルが強行する姿勢を示しているガザ地区南部ラファへの地上作戦について「住民の安全確保のため実行可能な計画がない中で進めるべきではない」と強い懸念を示した。米国防総省の高官によるとハマス幹部に標的を絞った作戦や住民退避に関する計画、人道支援の拡充などを協議したとのこと。こうした中、支援をめぐり新たな動きも。ガザ地区の支援を担っているUNRWAの一部の職員がイスラエル攻撃に関与した疑いが持たれていることへの対応をめぐり、日本政府は欧米などと足並みを揃えるかたちで今年1月から資金拠出停止しているが、来月にも再開する方向で調整している。拠出再開を判断する上で重視していた組織改善が確認されたなどとして評価している。上川外相はあす、UNRWAのラザリーニ事務局長と会談、今後の対応について直接説明を聞いた上で最終判断する方針。