太田海也。ことし3月、ネーションズカップ第2戦、ケイリンとスプリントで金メダル。自転車競技歴2年半。小学校では体操、レスリングなど、中学ではサッカー、高校ではボート。高校時代ボート競技でインターハイ優勝、東京五輪出場を目指す。レベルの高さを痛感し、7か月で挫折。大学も中退、地元岡山に戻ることに。自転車ショップへ転職。この店との出会いが自転車競技への扉を開いていく。プロの競輪選手を目指し、養成所に入ることを決意。入所から8か月で日本代表入り。きのう行われたジャパントラックカップで優勝。太田海也は「色々な過去、失敗があるが、自転車屋で働いた経験もここにきてすべて意味があったように感じる。ここが正解の場所。パリでメダルを取りたい。輝く瞬間を見てもらいたい」など話した。