1時間に30以上のコンテナを船から陸へ、陸から船へと積み替えるガントリークレーンや海に浮かぶゴミを吸い込む清掃船。AI技術を使って無人運航を可能にしたハイテクコンテナ船など、日本・世界の物流を支える港のスーパーマシン。大阪港には夢洲と舞洲を結ぶ全長876メートルの夢舞大橋がある。毎日約1800台のコンテナトレーラーが通行し、関西圏の物流を支える重要な橋。この橋は世界初の旋回式浮体橋。橋の下にはポンツーンと呼ばれる大きな浮き輪が設置されており、ロックを外すと浮き輪の上で橋が浮いた状態になり、ボートで押すだけで簡単に旋回することができる。大阪港は大型船が通れる航路が一つしかなく、その唯一の航路が船舶事故などで通れなくなった時に緊急時の予備航路として開発されたのが夢舞大橋だった。この橋が作られたのは神戸の造船所で、船にひかれて運搬された。夢舞大橋はわずか1日で取り付けが完了した。