日本代表史上最速でワールドカップ出場を決めた森保ジャパン。おととい、歓喜の舞台裏が公開された。史上最強と呼ばれるメンバーが集結する中、今回日本をW杯へ導いたのが日本の主砲・久保建英。4年前に流した涙の悔しさを胸に秘め、久保は戦っていた。森保一監督のコメント。久保建英は2001年6月、神奈川県川崎市で生まれ、ボールを蹴り始めたのは2歳。早くから天才と呼ばれ、小学3年生の頃には川崎フロンターレのジュニアチームに所属。久保を指導していた恩師によると、当時から“負けん気”が強かったという。日本代表では“いじりキャラ”。メッセージを書こうとする15歳年上の長友佑都に対していじっていた。久保が大粒の涙を流した試合があった。4年前の東京オリンピックでは全ての試合にスタメン出場を果たし、エースとしてチームを引っ張った。初戦の南アフリカ戦を皮切りにグループステージ全試合で先制ゴールを決める活躍を見せた。53年ぶりのメダルがかかる3位決定戦ではゴールできなかった。チームをメダルに導くことができず、久保は涙を流した。サッカー人生最大の悔しさをバネに今季、ヨーロッパでスーパーゴールを連発。6度、試合のMVPにあたるマンオブザマッチを受賞し、強豪クラブが獲得を狙っているとの報道が相次いでいる。先週木曜日、勝てばワールドカップ出場が決まるバーレーン戦。まず、久保建英はスペインで磨いた守備でチームに貢献。後半21分、久保が大事な先制ゴールを演出。後半42分には久保本人もファンも待ち望んだ瞬間。ゴールを決めた喜びのあまりユニホームを脱ぎ捨てイエローカードを受けてしまった。3年前、前回のW杯を日本が決めた試合で久保は出場すらできなかった。だからこそ思わず“我を忘れた”という。東京オリンピックで味わった悔しさをぶつけるかのような活躍を見せた。FIFAワールドカップ2026アジア最終予選第8戦は日本×サウジアラビアは今夜6時45分から放送。目標とするワールドカップ優勝へ重要な一戦。日本はこれからの試合に勝ち続けて現在15位のFIFAランキングを上げていけば、本大会で格下チームとの対戦が増えることにつながる。