寒くなる時期から客が増えるというカキ専門店ではあらたないカキの開発が進められている。2006年のノロウイルス騒動がきっかけに2枚貝があぶないと客が激減、自分たちの手で安全なカキをと作ろうと目指したということ。ノロウイルスなどが存在しない水深200m以上の海水を使用した陸上で養殖にすることで実現した。3年以内の販売開始を目指していて水槽などを利用して魚介類の養殖を行う。ここ数年で陸上養殖の業者が急増しているという。千葉県いすみ市の会社では水槽でアワビ養殖をしている。いすみ市では天然アワビを特産としていたが年々漁獲量が減少、価格高騰野中天候などの影響も受けない陸上養殖は1年中安定価格で提供できるという。沖縄で海ぶどうを養殖している静岡県の企業は沼津市での陸上養殖を始めた。台風などの影響から沖縄では安定して出荷できないため地元静岡の廃校になった小学校のプールで去年10月から開始。ことし8月に初出荷し現在飲食店などで提供されている。