視聴者からLINEで質問・意見を募集している。パネルコーナーはTVer・ABEMAで配信中。
中国では抗日戦争勝利80年軍事パレードが開催される。日本画降伏文書に調印した翌日の中国抗日戦争勝利記念日に開催される。出席者はプーチン大統領や金正恩総書記など26人で習近平国家主席の両隣にプーチン大統領と金正恩総書記が座る予定。パレードに先立ち習近平国家主席とプーチン大統領が会談しアメリカを念頭に連携を強化する姿勢を示した。
中国では夏から秋にかけて抗日をテーマにした映画が複数公開している。南京写真館は南京事件を題材にした映画で興行収入約570億円。SNSでは映画を見た男の子が帰宅後地図上の日本列島をたたく動画が投稿・拡散した。旧日本軍の731部隊を題材にした映画「731」は9月18日に公開延期した。背景には劇中の描写を巡って調整が続いている可能性がある。専門家は「軍事パレードに合わせた意図的なムード作りがある」と話した。
在中国日本大使館は日本語を話すことを控えるなど注意を呼びかけている。
記者は映画「南京写真館」公開直後撮影中中国人に取り囲まれた。今年に入ってタクシーに乗る際日本人だと分かると乗車拒否された。一方、一般市民から反日感情が表れている実感はない。専門家は「習近平政権は抗日映画は許しているが反日デモは絶対にやらせない」と話した。まもなく軍事パレードが始まる。
中国の若者の7月の失業率は17.8％。中国では失業した人に偽のオフィスを提供する出勤偽装サービスがあり、家族や友人に失業を知られたくない若者などが利用している。1日約600円で利用可能で飲み物や軽食の提供があるところもある。専門家は「今後さらに中国経済は苦しくなる可能性があり治安悪化が懸念される」と話した。