ANAは、国際線は好調、上期の売上高は過去最高となっているが、株価はコロナ前の水準に戻っていない。井上社長は、株価について、新しい価値を商品やサービスで提供できていないということ、成長戦略を明確に示していないことの現れだなどとし、売上高は過去最高だが、整備費や人件費などのコストが上積みしている、固定費のマネジメントをしっかり行うことで利益の増加を追求してきた、利益の追求の源泉は新しい価値の創造による、新しい顧客の創造が必要だなどと話した。日本経済について、井上社長は、1980年代を振り返ると、新しい価値創造がどんどん起きていた、スタートアップ企業の社長と交流すると野心を感じる、1980年代にあったような雰囲気を感じるなどとし、パッションが大事、パッションがある人間が集まった集団にしたい、パッションの火をつけることも私の役割などと話した。