電気も電話も水道も通っていない山奥で暮らす寅夫さんと妻フサコさんを30年以上カメラが追い続けた。湧き水を使い、食材は畑の野菜が中心、寝室はバスだった。1947年に岩国市で山を購入し、子どもを授かってにぎやかなヒビを過ごしていた。1961年に家族で大阪へ。タクシー運転手として子どもを育てた。1979年に寅夫さんは山に戻ることを決断した。平成になっても電気や電話、水道が通っていない生活は変わらなかった。心配する子どもたちは夫妻を旅行に連れ出し、山を下りるよう説得した。
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