MOFの社会実装に向け10年ほど前に立ち上げたスタートアップ「アトミス」。すでに大手空調機メーカーや半導体メーカー、創薬企業など国内外の企業にMOFを供給している。現在、アトミスは企業・研究機関向けに約500種を製造。年間20トンの製造が可能。将来の需要増を見越し、200トンへの増産を計画中。MOFを使った自社製品、キューブ型ガスタンク「キュビタン」も作り上げた。キュビタンは炭素繊維のタンクにMOFを詰めガスを吸着させる仕組みで、低い圧力でも高密度のガスを入れることができる。実用化を証明するためにも独自のプロダクトが必要だという。キュビタンはガスインフラが整っていない海外で注目されている。インドネシアでは国産の天然ガスをキュビタンに詰め、輸入体質からの脱却を構想している。日本国内でも今年からヘリウムなど4種類のガス供給サービスを開始。将来的にはプロパンガスや水素などの運搬、貯蔵も目指しているが安全規制もあり未定だという。
