期待の技術CCSについて長谷川記者は「脱炭素を進めようとしているが、現実的に排出量を完全にゼロにできないという認識がある。再生可能エネルギーの導入や省エネにも限界があるとされる中で、CCSは二酸化炭素を実質的に排出しなかったことにできるので、世界では実用化の段階に入っている。日本も遅れまいとする狙いがある」、「専門家によると、断層を避けるなどすれば、今の技術では抑え込めるとしている。ただ、万が一にも二酸化炭素が漏れ出せば海水が酸性化して生態系に影響を与えるという可能性も指摘されている。だからこそ地下の二酸化炭素をモニタリングで監視して、そのデータを高い透明性を持って開示することで不安に答えていくことが求められる」などと話した。国は許認可の仕組みや損害賠償の考え方などを検討中とのこと。