千葉・千葉市・幕張メッセできょう開幕した「CEATEC」。最新のデジタル機器や技術を集めた展示会を取材。25回目となることしのテーマはAI(人工知能)。ノーベル物理学賞化学賞で、AIに関連する研究者が選ばれた。今やこのAIは、人の心の状態を読むこともできるようになりつつある。本物の植物だが、葉っぱがタッチパネルになっている観葉植物を紹介。スマホで画像を撮るだけでAIが今の健康状態を分析。顔の血の巡りなどを分析することで、体や心の異変を早く発見できるとしている。展示会には国内外から800を超える企業や団体が参加。主催者によると、半数以上の企業が、AI(人工知能)を活用した技術を紹介している。バスケのシュートフォームをAIによる分析で確かめる技術を紹介。ヨガのポーズをとると、姿勢や表情からAIが体や心の状態を推定する技術。心の状態を数値や図で客観的に把握することで、コミュニケーションの活性化やストレスの把握に活用していきたいという。専用の装置で脳波を測定し、AIが心の状態に沿って、音楽と映像を生成する技術を紹介。AIに詳しい三菱総合研究所・中村裕彦首席担当部長は「コミュニケーションをサポートする技術である反面、プライバシー情報を読み取るときには、事前に本人に知らせる必要があり、取り扱いには非常に注意しなければならない」と指摘。