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「CADÉ+BAR CHAPUN」 のテレビ露出情報

幸才多聞さん(45)は30歳を過ぎてから本格的に書道を始め、墨の世界に引き込まれていった。幸才が描く水墨画はクローズアップが最大の持ち味。水墨画の世界では風景が多く、動物を描く幸才は異色だという。石川県白山市は今年ユネスコ世界ジオパークに認定された。鶴来地区に住む幸才は自宅で書道塾を開いている。幼稚園児から102歳の人までいて、多い時は80人の生徒がいたという。趣味で釣りを楽しんでいたが、45歳となった今年春に漁船を買って船長になった。お世話になっていた漁師の長田真典さん(45)が船を乗り換えるというので古い船を譲ってもらった。長田は漁師をしながら、精肉と焼肉の店を経営している。今年4月、幸才は長田のサポートを受けて漁に出た。前日に仕掛けておいたコウイカのかごを引き揚げた。何匹かいたが、豊漁とまではいかなかった。
今年7月、長田の船で漁に出た。狙いは夏が旬の高級食材アカイカ。釣子(つりこ)と呼ばれる漁師が竿釣りで狙う。幸才の高校・短大の同級生で現在も友人の野田理代さん&相川由紀子さんも乗船して手伝い大漁だった。大急ぎで小松市の市場へ運んだ。価格は時期によって異なるが、大きいものだと4,000円を超えるという。
金沢市で生まれた幸才は1人娘として大切に育てられ、たくさんの友人に恵まれた。24歳の時にスポーツジムで知り合った雄一さんと結婚し、白山市へ移住した。子供たちを育てながら書道教室を開き、今年から漁師への挑戦を始めた。この日は県外の大学に通う長女・亜子さん(20)が里帰りした。漁船を購入するに際して夫に相談はなかった。亜子さんは購入してから知らされたという。
鶴来地区では毎年10月に五穀豊穣を願う「ほうらい祭り」が開催される。800年以上の歴史があり、各町会で手作りした「造り物」と呼ばれる巨大な人形が町を練り歩く。神様が祀られている「金劔宮」は紀元前95年創建とされる由緒ある神社。幸才はこの神社の湧き水を使って墨をすっている。公民館では青年団のメンバーが造り物を制作し、幸才はのぼり旗の制作を依頼された。今年のテーマ「桃太郎」にちなみ、「日本一」・「鬼退治」と書いた。
幸才が漁業の拠点にしている美川漁港で清掃作業が行われ、幸才も参加した。漁港には幸才の他に2人の女性船長がいる。浜辺佳世さん(42)は定置網漁で活躍している。小川夕子さん(48)は幸才に漁のアドバイスをしてくれる。美川漁港の漁師はほとんどが兼業で浜辺は鮮魚店、小川はカフェバーを経営している。幸才は小川の漁に同行してトローリングを体験させてもらった。カンパチが釣れた。
今年8月、幸才の長女が漁を初体験した。
住所: 石川県白山市湊町井1-73

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