台湾・頼清徳総統は「中国の脅威は世界に対する脅威だ」として防衛力強化を図ることを表明した。20を超える国や地域の議員らで構成するグループの会合が台北で開かれそこで民主主義が中国にどのように対応するかを取り上げて演説した。今年2月台湾当局の取締中に中国漁船が転覆して2人が死亡した事件の処理を巡り、中台双方は合意に達したと発表。転覆の現場は中国南部の福建省アモイの沿岸に位置し、台湾が実行支配する金門島近くの海域。台湾海峡の緊張が緩和する可能性もある。事件後、中国海警局は金門島付近の活動を状態化している。