男性からの依頼は「40年前の天井に付けるカーコンポ」。当時の値段は20万円。依頼者の男性は当時高くて変えなかったが、10年前に購入。しかし2年前からカセットの不調で電源が入らない状態になってしまった。修理をしてくれるところを探したがすべて断られてしまった。このカーポンポはおおまかに4つのパーツに分かれている。まずはアンプからチェック。分解し中野状態を見てみると、コンデンザが破裂していた。カセットデッキを見てみると、こっちもコンデンサーが壊れていた。他のパーツをみても、全てのコンデンサが劣化し液漏れをしていた。150点くらい部品交換が必要。修理費は10万円以上かかるという。今井さんは依頼者に説明し、修理することになった。今井さんは修理開始。まずは基盤を磨き電解液のサビを落としていった。膨大な数の部品を交換していった。3日かけて、150個以上のコンデンサを交換。これで音がでるかテストすると、見事、音が鳴った。これでアンプ部分の修理が完了。次はカセットデッキの修理。ベルトの緩みを発見し交換。劣化や接触不良の部品を交換しカセット部分が終了。一通りの修理を終えテスト。見事全部が直っていた。修理期間は2週間。修理代金は20万円だった。