対話型AI・ChatGPTを手掛けるオープンAIが発表した新モデル「GPT−4o」は、従来より文字や画像、音声の認識能力が大幅に向上した。特に進化したのは音声への反応速度。これまでは質問から回答までのタイムラグが課題とされていたが、新モデルは人が会話する速度とほぼ同じ速さになり、より自然な会話になった。翌日、グーグルもAIの最新モデルを発表。スマートフォンのカメラやマイクを通じ、AIが現実世界を認識して回答する「プロジェクトアストラ」。IT各社による開発競争が激化し、驚異の進化をみせるAI技術。その将来像と懸念について専門家と共に考える。