明日開幕する世界陸上で世界に挑む桐生祥秀を支えた曲が、DEEN「ひとりじゃない」。90年代一大ブームを巻き起こした。桐生選手といえば、2016年リオ五輪で400mリレーで2大会ぶりの銀メダルに貢献。それだけにとどまらず、日本人初となる9秒台を記録。ジェット桐生の愛称で親しまれ、日本中にその名を知らしめた。しかしスター街道を歩むその裏で、指定難病潰瘍性大腸炎と判明。薬を一生飲まないといけないとなり、そこで引退を考えたという。病魔との孤独な戦いに絶望していた桐生選手に、もう一度走り出す優希を与えたグッとフレーズが「ひとりじゃない 君が希望(ゆめ)に変わってゆく 向かい風も羽ばたける 微笑っていておくれ~」などというサビの部分。高橋尚子は「桐生選手は結婚もして子どもも出来たので、家族の支えも含めて歌詞が力になってる」などとコメント。そして、家族や仲間の支えとともにトラックに返ってきた桐生選手は、今年の日本選手権で5年ぶりに優勝を飾り完全復活。