秋田県ではクマ対策にドローンを活用する取り組みが進められている。ドローンは小型カメラで広い範囲を見渡せるため遠くから安全にクマを見つけられるのではと期待されている。ドローンを活用することで人とクマの遭遇を未然に防ぎたいと考えている。今年は市街地周辺での出没が相次いでいる。そこで、市街地周辺の上空からクマを見つけていち早く注意喚起ができると期待されている。10月中旬、野生のクマを対象にした実証実験が行われた。センサーが霧と壁を誤認してしまい止まってしまった。翌日、クマを発見。音声データをスピーカーで流す実験も行った。さらに、音声を使ってクマを山へ誘導する実験も行い、誘導に成功した。夜間の検証も行われた。NHKのまとめでは人の生活圏での人身被害のうち約9割が夕方~朝方の暗い時間帯に発生している。赤外線センサーでクマを見つけることができた。ドローンからの光でクマを誘導できるか試してみたが、音声よりも効果はみられなかった。3日間の実験からみえた効果と課題、本格導入に向けてさらに実験を重ねていくという。
