今日は日本鉄製の労働組合が月3万円の賃上げを会社側に要求し、50年ぶりの記録的な高水準だという。家電量販店のコジマはベースアップと定期昇給に合わせて平均8.8%の賃上げに大筋合意している。例年より2カ月も早い合意で異例ずくめの春闘の背景には人材の繋ぎ止めだった。実際の転職市場はかつてないほどの盛り上がりで民間の調査では調査開始以来初めて転職求人倍率が3倍も超えている(doda調べ)。専門家は企業と働き手の関係性に変化が生まれていると指摘。働き手に取っては他の会社と待遇を比べやすくなった側面もある。繋ぎ止めたい企業とより良い環境を求める働き手と今年の春闘は例年とは異なる力関係が左右する可能性があるという。