TVでた蔵トップ>> キーワード

「E−cat kit2」 のテレビ露出情報

建設業の人手不足は深刻。建設現場の労働者はここ20年で140万人減った。また55歳以上は36%を占める。人手不足、高齢化が同時に進む。この現状を打開するためにロボットの活用の加速がある。建設現場で使用する一輪車は人への負担が大きいと言われる。電動アシスト一輪車はこの負担を減らす。建築現場では材料や道具の運搬も職人の仕事。一輪車に電動化キットをつけるだけで使用することができる。キット「E−cat kit2」は一部のホームセンターでも販売。販売しているキューボレックス。整地されていない土地での運搬装置の開発を手掛ける。2016年創業のスタートア プ。E−cat kit2は20〜30分で取り付け可能。2020年発売。累計3000台を販売。建設現場での利用を考えて電動工具のバッテリーで稼働。フタ付きで防水重視。開発スタッフには自動車メーカーの出身者もいる。使用環境に応じてモーターの出力を自動制御する機能も付く。人手不足で電動一輪車に目を向けられる時代背景がある。建設業界以外からも問い合わせが来る。LPガスボンベ専用の電動運搬台車「らくらくエネキャリー」。坂で90キロ以上のボンベの運搬を想定。エネスグローブと共同開発した。キューボレックス・嘉数正人社長は「ビジネスチャンスはインフラ整備と鉄道関係の整備など単価の高い業界。一輪車が使われている上にカスタマイズも望める。単価の高い製品の開発余地がある」とする。建ロボテックはロボットで建設現場の省力化を目指す。2013年創業のスタートアップ。建ロボテック・眞部達也社長は家業の鉄筋工事会社を経営しながら技術で楽な現場の実現を目指し起業。鉄筋の結束は鉄筋職人が行う。床部分の鉄筋の結束は中腰で行う作業。一日8時間8000カ所することもある。従業員たちを少しでも楽にさせたいとの思いから「鉄筋結束トモロボ」を2020年に開発。ロボットは鉄筋の上を自立走行しながら交差するポイントをセンサーで把握して1か所あたり2秒で結束する。結束箇所がなくなるとロボットは自動で停止して戻る。台車に乗って次の場所に移動すると再び結束を開始。8時間で1万400カ所の結束が可能。ロボットはレンタルで導入可能。料金は職人1人当たりの人件費で済む。これまで160カ所の現場で使われてきた。運搬トモロボは自動で建設資材を運搬するロボット。レールは鉄パイプを使用。最大で500キログラムの資材が運搬可能。ビルなどの建設工事の場合、鉄筋だけでなく配管や電気工事など仕事の種類は様々。どの仕事にも共通するのは運搬作業。建ロボテック・眞部達也社長は「大量単純作業は今の技術で実現できる。ここにフォーカスして開発していく。省力化技術として世界に打って出たい」とする。去年、建ロボテックはシンガポール現地法人を設立。鉄筋結束ロボットのレンタル事業などを開始した。米国や韓国など4カ国で事業を展開。建ロボテック・眞部達也社長は「建設業界の人手不足は日本が一番最初に直面している課題。『ロボットと共業』という日本発を作ってゼネコンと一緒に売りたい」とコメント。独自の技術とアイデアで挑むスタートアップ。世界の建設現場も変えていくことができるのか。これからは小型のロボットでも運べる建築資材を作るなど業界全体で変わる必要があるなどと紹介した。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.