5月からフランス国内を巡っている五輪の聖火リレーが、ついにパリ市内でスタート。そこに現れたランナーの1人が、韓国の世界的人気グループ・BTSのJIN。JINは先月、兵役を終えたばかりで、除隊してから初めての海外での活動。パリの街にはたくさんの“ARMY”たちが集結し、韓国国旗を掲げて黄色い声援が飛び交う。ファンを意味する“ARMY”の歓声がパリの街にこだました。JINは、警察の警護を受けながらルーブル美術館までのルートを走り、次の走者に聖火をつないだ。パリの中心部・シャンゼリゼ通りでセレモニーが行われた。その中心に置かれたケースの模様は、フランスの高級ブランド「ルイヴィトン」。中には聖火リレーのトーチ。第1走者を務めたサッカーの元フランス代表・ティエリアンリ。フランス代表としてW杯で4大会連続出場したフランスサッカー界の英雄の一人。現在は五輪に出場するサッカーフランス代表の監督。ティエリアンリは「感情があふれています。一生忘れられないことです」と話す。聖火はその後、ルーブル美術館の中へ。レオナルドダヴィンチの名画「モナリザ」やドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など、普段はフラッシュ撮影さえ許されない美術館の中でも聖火リレーが行われた。夜にはドローンショーが行われるなど、五輪機運が一気に高まったパリ。聖火はこの後、凱旋門などパリ市内を巡り、26日の開会式で聖火台に点火される。