トランプ大統領の発言がアメリカ代表の選手の出場をめぐって波紋を広げている。サッカーが盛んなヨーロッパのテレビ局各局がトップニュースで伝えるなど、大きく取り上げられている。アメリカのバログン選手は決勝トーナメント1回戦の試合で、レッドカードによって退場になった。FIFAの規則ではこの場合、自動的に次の試合が出場停止となるが、FIFAは5日、出場停止の適用が1年間猶予されたと発表した。大会の期間中にこのような対応をするというのは極めて異例。この決定をめぐってトランプ大統領は、FIFAのインファンティーノ会長に電話をして、判定の再検討を求めていたことを認めた。そして「何をすべきか指示したわけではない」と述べて、決定に介入していないという認識を示した。一方のインファンティーノ会長もSNSで声明を出して、「FIFAの機関は独立していて、適用される規則と個別の事実に基づき決定している」と説明。今回の決定に影響はなかったとの立場を示したが、ここまでのところ決定に至った経緯の説明はない。インファンティーノ会長は繰り返しトランプ大統領と会談している他、大統領が出席するイベントに頻繁に同席する姿が確認されている。FIFAは去年から新たに「FIFA平和賞」を設け、その受賞者にトランプ大統領を選んでいる。当時、米メディアは「ノーベル平和賞を逃したトランプ氏のために設けられた賞だと推測する人も多い」などと伝えていた。アメリカとベルギーの対戦は日本時間午前9時に始まり、このアメリカ代表の選手は先発出場している。
