スキーフリースタイルモーグルのエース・堀島行真。昨シーズンのワールドカップ、一人で滑るモーグルで、日本の男子選手として初めて種目別優勝を果たした。オリンピックのプレシーズンとなる今シーズンに欠ける思いを聞いた。モーグル種目での優勝が3回に対し、対戦相手と同時に滑るデュアルモーグルではわずか1回。悲願の年間総合優勝には届かなかった。真の頂点を目指しシーズン前にノルウェーで行った夏の遠征。追い求めたのは完成度の高い滑りだった。さらにエアーも改善。昨シーズンまでのエアーは3回転。一方今シーズン、踏み切りまでの速度を上げて4回転にし、技の難度を上げた。さらに去年の夏から毎日必ず取る時間が幼い頃から大会に出るほどの腕前だった将棋。コースから離れてリラックスできるだけでなく、相手の戦略を読み解く力も磨かれるという。