デロイトトーマツグループ執行役・社会構想大学院大学教授・松江英夫が解説。アート×ビジネスこれがビジネスに3つの力をもたらすのではないか。まず1つはブランド力。ブランドというのは企業の価値観とか姿勢を示すものだがアートを通じることによってより多くの人に伝えることが期待できる。以前、αが取材したデザイン会社のオフィス、エントランスにこのようにオブジェを置くなどまさに会社のブランドにぴったり。2つ目が想像力、アートに触れると感性が磨かれる。新しいアイデアが出やすくなるのでまさに想像力につながる。3つ目は対話力。アートとかオフィスにあるとこれだけでお客さまとか従業員の対話のきっかけになる。ある実証実験で見てみると対話型の鑑賞というのを会議の冒頭に取り入れた結果、立場関係なくいろんな会話がもたらされて一気に打ち解けて会議そのものの生産性も上がったということも記録されている。