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「Formula 1 Theme」 のテレビ露出情報

よさこい祭り2か月前、十人十彩が練習を行う体育館にやって来た。よさこい振付の神・山本沙希さんが登場。十人十彩は今年で結成27年目、山本沙希さんは2011年から振り付けを担当し、チームを2度、よさこい大賞に導いた。本番2か月前の取材日は練習の真っ只中だが、この時点で振り付けは完成していないという。よさこい祭りのルールは曲内によさこい鳴子踊りのフレーズが入っていること、鳴子を持って前進する踊りであることの2つ。十人十彩の特徴は女性だけの女踊りと男女混合の男踊りに分かれていること。全チーム定員は150人まで。十人十彩は毎年10代~50代と年齢・性別もバラバラな150人が集められる。このうち約50人は十人十彩で踊るのが初めてだという。練習期間3か月で4大会ぶりの大賞を目指す。十人十彩の強みは隊列美。しまし、まだ昨年の動きには程遠い。その後も山本沙希さんは全体を見渡しながら、気になるところがあれば踊り子のもとへ駆けつけて指導を行った。灼熱の体育館で2時間の練習が終了。今年の曲は「チャルダッシュ」。十人十彩として初めてクラシック曲を採用した。昨年はF1公式テーマソング「Formula 1 Theme」を採用した。
山本沙希さんは高知県生まれ。幼い頃は寡黙な性格だったが、それを打ち破るきっかけがよさこいだった。高校2年生の夏、学校を中退してスイスへバレエ留学。世界的振付師のモーリス・ベジャールのもとでバレエを学び、卒業後はモーリス・ベジャールが率いるバレエ団「Compagnie.M」に所属。スイスを拠点に世界各国で活動し、団の解散を機に帰国した。2010年に第21回JDAダンスコンクールでグランプリを獲得すると、十人十彩からオファーがあり、翌年から振付を担当することになった。普段は高知で設立したサキダンスアカデミーで後進の育成を行い、自身もダンサーとして活躍している。十人十彩はバレエ経験をもとにした全身を大きく使った振りが特徴。運動量は凄まじく、踊り子たちには圧倒的な体力が求められる。本番まで2週間、今年初めて屋外での練習が行われた。前回の取材から1か月、バラバラだった笠が揃い始めているが、隊列はグチャグチャだった。初めての動きに苦戦するメンバー。練習は週5日の1日2時間、メンバーのほとんどが社会人や学生のため、仕事や学校を終えてからハードな練習に参加している。仕上がりは例年より早いという。翌日、この日は踊り子たちに今年の衣装が発表された。前は赤と黒で対比が分かりやすくできており、後ろは色が合わさっているため、統一性がある。十人十彩の楽曲は前半のチャルダッシュと後半のオリジナルバラードで約4分半の2部構成。後半部分は桜が大きなテーマになっている。メンバーには大阪や静岡からよさこい移住してきた人や岡山から通っている人もいる。ライバルはよさこい祭り2連覇中のとらっくよさこい(ちふれ)。表裏を生かしたド派手な衣装とノリの良いフレーズが特徴。
本番2日前、会場でのリハーサルが行われた。山本沙希さんはみんな緊張していたと話した。その日の夜、本番前最後の全体練習。2時間の特訓が行われた。祭りが終われば、二度と同じ150人で踊ることはない。8月10日、祭り本番初日。よさこい祭りで重要なのが地方車。毎年祭りのために組み立て、音楽を流して踊り子を先導する。この上には唄い手やボーカルというスタッフが乗り込む。

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