建設が遅れているうえに、費用の増額となった、大阪・関西万博。会場の建設費について、1850億円から最大2350億円への増額を受け入れると表明した。世界153の国と地域が集まる夢の祭典。先週土曜から大阪で開かれていたG7貿易大臣会合では、あちこちで各国の大臣らに万博をアピールするなど、PRに必死だったが、建築資材・人件費の高騰などを理由に増額となった。当初の予定から2倍近くに膨れ上がっている。2018年の誘致決定段階で、費用の見通しは1250億円。しかし、2年後の2020年には資材費高騰や熱中症対策などを理由に1850億円に増額、今回、最大2350億円に増えた。1回目の増額時には増額は最後と言っていた。昨日増額を受け入れたが、2回目の増額をお詫びするとした。国・経済界・自治体が、3分の1ずつ負担する枠組みはそのまま、それぞれが167億円ほどを追加負担する形。見通しは甘くなかったのか、今回が最後の増額となるのか、厳しい視線が注がれている。