今年のノーベル化学賞にそ合憲三さんが選ばれたが、2020年に受賞したのがゲノム編集を開発した科学者だった。GABAを増やしたゲノム編集トマトは筑波大学が開発した。ゲノム編集はピンポイントで狙った改変が可能。2020年以降に国に届け出があったゲノム編集利用食品は13品目あり、すでに流通しているものもある。安全性を巡る議論で不安や反対の声もあり、ゲノム編集食品による健康被害は確認されていない。遺伝子組み換えとの違いについては、他の生物の遺伝子を挿入するのが遺伝子組み換えで、自然界にない性質の生物、生態系への影響などが懸念され、2000年には生物多様性条約「カルタヘナ議定書」が採択された。日本では遺伝子組み換え食品は国の安全性審査を通す義務がある。日本国内のゲノム編集食品の規制は、遺伝子組み換えに該当するものに関しては安全性審査の義務があり、それ以外のゲノム編集食品は安全性審査が不要。世界を見ると、国際的な共通ルールはない。EUではこれまで遺伝子組み換えと同様の規制がかけられていて、2026年6月には規制緩和を発表。温暖化対策として高音・病虫害に強い品種の開発も加速している。
