人型ロボットの性能向上のため中国・北京で運動会が開かれた。去年に続く開催だが、この1年で性能は大きく向上。陸上の100メートルでは人間の世界記録を1秒近く上回り8秒台をたたき出すなど大きな進化を遂げている。今年で2回目となる北京市などが主催する人型ロボット運動会、中国をはじめ日本を含む16カ国の企業などが開発したロボット2000台あまりが出場。その数は去年の4倍に増えた。去年のサッカー、ロボットがボールに集まり次々転倒するなどぎこちない様子だったが、今年は動きがなめらかに、ペナルティーキックを見事に決めたり、ゴールパフォーマンスまで披露。陸上100m、去年の優勝タイムは21秒50だったが今年は各ロボットが快走をみせる。決勝では中国のロボットが8秒64で優勝。ウサイン・ボルトの世界記録9秒58を大きく上回るロボットが続出した。勢い余って壁に激突するロボットもいて課題が残るが、会場からは驚きの声。日本からはIT大手のGMOインターネットグループが参加。中国のロボットに比べ動きはゆっくりで陸上400メートル予選では1分55秒台。準決勝は完走できなかった。ビジネス活用種目も。工場を想定し指定された場所までカゴを運び、安定性やタイムを競った。中国では一部 でロボットの実用化が進み、働くロボットの性能を競っている。さらに競技以外でもロボットが接客。タッチパネルで注文するとロボットが商品を提供。中国メディアによるとこの企業のロボットは北京や上海など20余の都市150店舗以上で導入されているという。GMOインターネットグループのロボットは別種目では上位に入った。企業は今回得られたデータや知見を今後の開発につなげたいとしている。中国政府は今年からの国家戦略の指針5か年計画で人型ロボットなどを新たな成長産業と位置付け開発を支援。世界で出荷された人型ロボットは去年9割以上が中国製と推計。これを警戒するのがアメリカ。アメリカ政府は先月、中国を念頭に外国の情報機関のためのデータ収集に使われるおそれがあるとして今後製造される人型ロボットの輸入禁止を発表。
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