愛媛県・佐田岬半島の先っぽに住む宇藤マサ子さん(93歳)に密着した。自宅前には125段の階段があり、外出の度に昇り降りを繰り返す。階段の上にはシニアカーがあり、15分ほど走って海が見える場所に到着。しばらく待っていると、移動販売車だんだん号がやって来た。週に2日来る移動販売車は生活に欠かせないという。食パンやバナナなど計10品を購入。帰宅すると畑仕事をした。最寄りのスーパーは15km離れていて車で片道30分かかるため、畑で清見タンゴールなど6種類の果物、キャベツなどの野菜を栽培している。この辺りはイノシシが出るため、作物を守るための柵は必須だという。去年イノシシに遭遇して杖で追い払った話をしてくれた。昼食は大好物の厚揚げと愛媛名物じゃこ天を一口サイズにカット。しめじと顆粒だしを加えて煮込み、煮詰まったら醤油と砂糖で味を整えて煮付けを作って食べた。食後に食べたのは移動販売車で箱買いしたチロルチョコ。取材スタッフにもくれた。