北海道稚内市から西に60km離れた礼文島を取材。人口約2000人。島は既に原油価格高騰の影響が出始めていた。まだ寒さが続いていた。4月4日現在、レギュラーガソリンは208円。水曜日に発表された全国のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットル170円20銭(資源エネルギー庁による)。離島では輸送費がかかるため、もともと本土よりガソリン価格が高くなる。礼文島では平均よりも38円高い。島民の多くが漁業関係者で、現場では大きな影響が出ていた。2月の重油の全国平均価格は1リットル99.1円。礼文島生まれ、漁師歴24年の男性を取材。網の材料となる原油由来のテグスは価格高騰。離島で顕著に見られた変化は全国ではどれほど影響が広がっているのか。全国47の都道府県庁所在地の自治体にアンケートを実施し、29の自治体から回答があった。原油価格高騰の影響が出ている17、いいえ7、その他5。影響が出ていると答えた名古屋市ではごみ収集車や市バスの燃料(ガソリン、軽油)の入札不調、消防車両の燃料の価格上昇、上下水道にかかるポンプの運転などに使用する重油の価格上昇。秋田市では救急、消防、医療サービスなど市民の生命に直結するサービスの定価が最も深刻なものになると懸念。水戸市では災害対応に必要なエネルギー確保にも支障が出る可能性。
