- 出演者
- 石川みなみ 桝太一 渡邉結衣 山中伸弥 井上咲楽
アメリカ・トランプ大統領が日本時間の昨夜、ホルムズ海峡の開放などの期限まで残り僅かだとしてあらゆる地獄が降り注ぐまであと48時間だとイランに警告。戦闘の終結が見えない中、日本国内にある離島を取材。石油の高騰で既にさまざまな変化が起きていた。
- キーワード
- ドナルド・ジョン・トランプホルムズ海峡
オープニング映像。
今夜のゲストのタレント・井上咲楽、京大iPS細胞研究所名誉所長・山中伸弥を紹介。
- キーワード
- 人工多能性幹細胞
北海道稚内市から西に60km離れた礼文島を取材。人口約2000人。島は既に原油価格高騰の影響が出始めていた。まだ寒さが続いていた。4月4日現在、レギュラーガソリンは208円。水曜日に発表された全国のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットル170円20銭(資源エネルギー庁による)。離島では輸送費がかかるため、もともと本土よりガソリン価格が高くなる。礼文島では平均よりも38円高い。島民の多くが漁業関係者で、現場では大きな影響が出ていた。2月の重油の全国平均価格は1リットル99.1円。礼文島生まれ、漁師歴24年の男性を取材。網の材料となる原油由来のテグスは価格高騰。離島で顕著に見られた変化は全国ではどれほど影響が広がっているのか。全国47の都道府県庁所在地の自治体にアンケートを実施し、29の自治体から回答があった。原油価格高騰の影響が出ている17、いいえ7、その他5。影響が出ていると答えた名古屋市ではごみ収集車や市バスの燃料(ガソリン、軽油)の入札不調、消防車両の燃料の価格上昇、上下水道にかかるポンプの運転などに使用する重油の価格上昇。秋田市では救急、消防、医療サービスなど市民の生命に直結するサービスの定価が最も深刻なものになると懸念。水戸市では災害対応に必要なエネルギー確保にも支障が出る可能性。
番組が行った原油高騰の影響についての全国アンケート。原油高騰の影響が既に出ていると答えた秋田市では今月からアスファルトの単価が跳ね上がった。岐阜市では化学製品、医薬品の調達について業者が大量の受注困難との申し出。京都市では市バスの運行に必要な軽油の入札について4月分は契約単価が2倍超。山口市では漁船の燃料の入荷が遅れ、備蓄タンクの在庫を使用。状況が改善しない場合に特に懸念されること。水道、ごみ収集など生活サービス(15都市)。消防、医療サービス(13都市)。流通、公共交通(8都市)。工事や建築分野(7都市)。農業分野(3都市)。トランプ大統領が警告しているホルムズ海峡の開放などの期限は日本時間あさって午前9時。
iPS細胞の最新の状況について、京大iPS細胞研究所名誉所長の山中伸弥教授に話を聞く。iPS細胞とは、体の様々な細胞に変化する「万能細胞」。山中教授は2006年にiPS細胞を発表し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。先月、心不全とパーキンソン病の治療用にiPS細胞から作られた再生医療製品が国から条件付きで承認された。iPS細胞を使った製品の実用化に向けた動きは世界初で、今年中に治療開始の可能性があるという。現在日本国内では他にも角膜上皮幹細胞疲弊症、肺がん、肝がんなどの臨床試験が進んでいる。山中教授は「がん治療においてはiPS細胞からがんをやっつける免疫細胞を作り、患者の体に戻すという戦略。たくさんのプロジェクトが並行して進んでいるのが日本の強み。理論的には全てのがんに効果があるはず」などと語った。
番組は京都大学iPS細胞研究所を訪ね、この4月から所長に就任した江藤浩之教授に話を伺った。iPS細胞を使って自分自身の細胞から血液を作ることはもちろん、現在はさらなる研究が進められているという。江藤教授は「血液型に依存しない血小板、どんな人にも使える形を目指している。血液型と合わせないといけない血小板輸血が必要な患者に対して治療戦略を提供できる」などと語った。
iPS細胞で血液を作る研究について、山中教授は「いろいろな治療の過程で輸血が必要になることが非常に多い。日本は少子高齢化で輸血が必要な高齢者がどんどん増えていき、一方で献血をしてくれる若者は減っていく。大きな災害が起こった時に大量の輸血が必要な事態も想定され、研究には大きな意義がある」などと語った。井上咲楽は「ノーベル賞のニュースを見たのが小学生の時だった。そこからここまで来るのに研究者の方の努力が積まれてきたことを考えると、ありがたいなという気持ちでいっぱい」などと語った。
iPS細胞そのものを進化させたという「iPS細胞2.0」。iPS細胞とは細胞の分化を巻き戻し、細胞を肌や目などの状態になる前の状態に戻したもののことを指していた。しかし1つ1つのiPS細胞には能力のバラつきがあり、目や心臓などにうまく変化できないものもあったという。そこでより受精卵に近い状態に戻したものを「iPS細胞2.0」といい、効率よく作りたい細胞に変化させることができるという。山中教授は「これから超えなければならない課題も大きく、費用が大きくなることがまず大きな課題。これまでは研究者が主体だったが、今後企業が主体となって投資家から資金を集め研究開発を続ける必要がある。国の研究費は使い道が限られ、研究支援者を長期に雇用することができなかったりする。基礎研究はすぐには役に立たないかもしれないが、それが20年30年後に大きな成果になる」などと語った。
- キーワード
- 人工多能性幹細胞
約3000人を対象に行われたアンケートで、「『新生活』という言葉から最も思い浮かべることは?」という質問に一番多かったのは「期待・希望」が24.2%、「環境の変化」が24.0%、「不安・心配」が12.7%だった(楽天家計簿調べ)。「不安・心配」と答えた人の6割以上が「人間関係の構築や適応」に不安を感じているという。山中教授は「私もアメリカに留学したときなどは、不安で泣いていた。今となってはすごくいい経験だった」などと語った。
このあと7時からは「ザ!鉄腕!DASH!!」。DASH海岸では国内26年ぶりの超貴重映像を押さえた。
エンディング映像。
