iPS細胞そのものを進化させたという「iPS細胞2.0」。iPS細胞とは細胞の分化を巻き戻し、細胞を肌や目などの状態になる前の状態に戻したもののことを指していた。しかし1つ1つのiPS細胞には能力のバラつきがあり、目や心臓などにうまく変化できないものもあったという。そこでより受精卵に近い状態に戻したものを「iPS細胞2.0」といい、効率よく作りたい細胞に変化させることができるという。山中教授は「これから超えなければならない課題も大きく、費用が大きくなることがまず大きな課題。これまでは研究者が主体だったが、今後企業が主体となって投資家から資金を集め研究開発を続ける必要がある。国の研究費は使い道が限られ、研究支援者を長期に雇用することができなかったりする。基礎研究はすぐには役に立たないかもしれないが、それが20年30年後に大きな成果になる」などと語った。
