きのう正午、鹿児島・種子島宇宙センターでH3ロケット3号機が打ち上げられた。地球観測衛星「だいち4号」は打ち上げから17分後、衛星の軌道投入に成功した。H3ロケットは宇宙ビジネスの国際競争で生き残るため、打ち上げ費用を現在の半分に抑えることを目指し組み立て工程も短縮。JAXAは民間企業から商業衛星打ち上げの大量受注を見込んでいる。しかし去年3月の初号機の打ち上げは失敗。今年は2号機の打ち上げに成功し、今回の打ち上げで初めて地球観測衛星「だいち4号」を打ち上げに成功した。JAXA・H3プロジェクトチーム・有田誠プロジェクトマネージャーは「去年の失敗で立て直すと誓った。その約束が果たせてほっとしている」などと話した。