コロナ禍で集客が減り、物価上昇でエサの供給に困っている動物園がある。そこで棚木悠さんが思いついたのが“推し活”。ファンが動物にエサをプレゼントできる「Hello!OHANA」を始めた棚木さん。ファンはホームページ上で推したい動物と支援金額を選択、その支援金でOHANAが生産者から食材を購入し、直接動物園に届けるという仕組み。ファンにはお返しとして推しの動物がエサを食べている動画が送られる。エサとして贈られるのは規格外の果物や余った魚。余剰分は他の動物におすそ分けするなど、フードロス問題にも貢献している。「Hello!OHANA」を導入した水族館は1年で1か月分のエサのコストダウンができたという。棚木さんは動物と人間が共に生きる、そういった世界を実現できたらいいと話した。