スポーツクライミングでパリ五輪を目指す楢崎兄弟は忘れられない舞台があった。東京五輪からスポーツクライミングは正式採用され智亜はワールドカップ年間王者などで金メダル候補だったが結果4位、明智は代表最終候補だったが選考大会が消滅して代表になれなかった。明智は「戦わなかったのがショックだった」などと語った。パリ五輪を目指し大事な今シーズンのボルダージャパンカップでは明智は優勝、智亜は3位となりパリ五輪強化指定選手となった。W杯第3戦ソルトレイクシティ大会では智亜は持ち味を発揮し優勝し明智はインスブルック大会で2位となり今シーズンのW杯で初めての表彰台となった。周囲にインパクトを与えたのは第3課題で体を反転させた動きだった。明智含め2人しか成功していない難しい課題だったが成功の裏には世界ランク4位のメジディ選手の公開したインスタグラムがあり一緒に練習したらできたなどと話し事前に情報を仕入れたことで成功したと話した。智亜はパリ五輪で金メダルを目標とし、明智は今年の五輪選考で活躍するなどと語った。