フランス国民議会選挙で決選投票が迫る中、暴力事件が相次ぐ。フランスの調査機関Ifopの世論調査で577議席のうち、国民連合が連携する勢力と合わせて210から240議席を獲得して第1党となり左派の連合、新人民戦線が170から200議席、マクロン大統領の中道の与党連合が95から125議席を獲得すると予測している。国民連合は解散前に比べて2倍以上と大幅に議席を増やす見通しであるものの、直ちに政権の発足につながる過半数の289議席には届かないというもの。200を超える選挙区で与党連合と左派の連合が候補者を一本化したことが要因とみられている。マクロン政権としては選挙協力は、思惑どおりに進んでいるといえるがマクロン政権への国民の強い不満を背景にした国民連合の躍進、という傾向には大きな変化はなさそう。