名曲なのにタイトルが間違っている1曲目はJ.S.バッハ作曲「G線上のアリア」。G線はヴァイオリンの一番上にある最低音域の太い弦。アリアはオペラの「叙情的な歌」で、叙情的な器楽曲にも使用される。ほとんどのヴァイオリニストが独奏する際はG線を弾いていないという。バッハが作曲した原曲名は『管弦楽組曲第3番ニ短調』第2曲「エール」。「エール」は「アリア」と同じ意味。ドイツのヴァイオリニスト・A.ウィルヘルミが諸事情で原曲のニ短調からハ長調に移調した結果、G線のみで演奏することになった。ウィルヘルミ編曲の通称が広まり、原曲も通称で呼ばれるようになってしまった。G線のみで演奏すると暗くなり別の曲に変わってしまうという。
