- 出演者
- 武内絵美 石丸幹二 森迫永依 山根一仁 上野耕平 多久潤一朗 加藤昌則 高野麗音 田所光之マルセル
今回は「名曲なのにタイトルが間違っている音楽会」。ゲストを紹介した。
名曲なのにタイトルが間違っている1曲目はJ.S.バッハ作曲「G線上のアリア」。G線はヴァイオリンの一番上にある最低音域の太い弦。アリアはオペラの「叙情的な歌」で、叙情的な器楽曲にも使用される。ほとんどのヴァイオリニストが独奏する際はG線を弾いていないという。バッハが作曲した原曲名は『管弦楽組曲第3番ニ短調』第2曲「エール」。「エール」は「アリア」と同じ意味。ドイツのヴァイオリニスト・A.ウィルヘルミが諸事情で原曲のニ短調からハ長調に移調した結果、G線のみで演奏することになった。ウィルヘルミ編曲の通称が広まり、原曲も通称で呼ばれるようになってしまった。G線のみで演奏すると暗くなり別の曲に変わってしまうという。
間違ったタイトルがつけられちゃった名曲、2曲目はチャイコフスキー「くるみ割り人形」より「葦笛の踊り」。原題はフランス語で「Danse des Mirlitons」。Mirlitonsには「葦笛」「フランスン伝統がしアーモンドタルト」の2つの意味がある。くるみ割り人形にはお菓子の精がたくさん登場することから、「葦笛」は誤訳と考えられる。ロシア語の原題は直訳すると「羊飼いたちの踊り」で、羊飼いが使う笛から訳されたという説も。
チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽『くるみ割り人形』より「葦笛の踊り」をゲストミュージシャンたちが披露した。
間違ったタイトルがつけられちゃった名曲、3曲目はショパン「黒鍵」。ピアノの黒鍵しか使わない曲とされているが、実は白鍵も多用。メロディは黒鍵のみであり、その印象が広まってこう名付けられたと考えられている。
ショパン作曲『12の練習曲』第5番「黒鍵」を田所光之マルセルが披露した。
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- フレデリック・ショパン黒鍵のエチュード
間違ったタイトルがつけられちゃった名曲、4曲目はビゼー「メヌエット」。フランスの戯曲「アルルの女」のために作曲された劇付随音楽の舞曲とされている。「アルルの女」は2つの組曲があり、うち第2はビゼーの死後に友人のギローが編纂し第1よりも有名になったもの。「メヌエット」は第2に含まれるが、ビゼー作曲の別の作品から勝手に転用し組み込んだもの。原曲の「美しいパースの娘」には歌パートがある。
「題名のない音楽会」の次回予告。
ニーチェの言葉を紹介しながらエンディング。
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- ジョルジュ・ビゼーフリードリヒ・ニーチェ
