高橋さんの師匠・高井章夫さん(75)は日本に約30人しかいない絶滅危惧職の型彫職人。高橋さんは65歳にして着物柄の型紙を掘る伝統工芸に挑戦する。型彫の起源は1200年前の平安時代、型紙で染めた着物は高級品とされ100万円超えも珍しくない。小刀とキリを使い行う緻密な作業。高井さんは「(高橋さんは)約8000人教えてトップクラスの不器用。弟子をとるとき不器用なほうをとる。職人は身体で覚える技なので後から伸びる」、高橋さんは「(高井さんは)気さくで気を使わない」などと語った。1年半前に初参加した型彫体験教室で師匠と出会い弟子入りを決意、最愛の母との別れを経て引越しを決めたという。
