2018年に公開された映画「カメラを止めるな!」。自主制作映画でキャストは全員無名俳優ながら社会現象を巻き起こした。この作品で一躍人気監督の仲間入りを果たした上田慎一郎監督の2年ぶりの長編映画「アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師」(NAKACHIKA PICTURES、JR西日本コミュニケーションズ/あさって公開)。主演の内野聖陽、岡田将生、川栄李奈、小澤征悦らが出演。制作費300万円の「カメラを止めるな!」から予算は大幅拡大。商業映画だからこそ実現した。上田監督は「カメラを止めるな!は撮影期間8日間。アングリースクワッドは1か月かけてる」などと述べた。GREAT POINT「制作費格段アップも変わらないインディーズ魂」。映画の主人公は不器用でマジメな税務署員の熊沢。最大の敵が脱税額10億円の巨大企業の社長・橘。未納の税金を納めてもらうためタッグを組むのは天才詐欺師・氷室。逆の立場の2人が脱税王に立ち向かう。上田慎一郎監督の大切にしている撮影スタイルは、俳優たちと徹底した話し合い。豪華俳優陣がそろった今回、上田監督は内野さんと脚本打ち合わせを5~6回行ったという。上田監督は「脚本を何度も書き直して最終が14稿までいったので過去イチ」などと述べた。ビリヤードで脱税王をだますために演技の猛特訓を重ねる。映画はあさって公開。