進歩が著しいAIについて実情を取材した。「モンキーズ・オデッセイ」「AZUSA」「グランマレビト」3本のオムニバス映画は映像・音声・音楽全て生成AIで製作したという。山口ヒロキ監督は進化を続けるAIの利用は商業映画の製作も劇的に変えていくという。AIを使う場合、必要なのはプロンプトという命令内容を細かく入れるだけとなっている。あとは勝手にAIが作ってくれるため、時間と人件費の削減につながるという。名古屋・昭和区にある「K&Kデザイン」は従業員6人でAIを活用した作品作りが売りとなっている。最初に手掛けるのはキャラクターの制作で、ここはAIに頼らず人が描いていく。これまでは5秒で手書き原画60枚が必要だったが、たった2枚の画像で完成となる。背景作りも手書きではなく、イメージを言語で入力するだけである。使うのは画像生成が得意な「Midjourney」というAIとなる。AIが制作現場にどんどん入ってくる中、日本アニメのクオリティを支えてきた手書きの技術はやはり欠かせないと学んでいる若者もいる。中区にある専門学校「名古屋デザイナー・アカデミー」にはアニメーション制作の学科がある。就職率は97%を誇り、在学中から作品制作に携わっている人もいるという。
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