火星探査機の開発を進めている日本と米国の大学生で作る学生団体が鳥取砂丘にある宇宙分野の研究施設で開発中の探査機の走行実験を行った。鳥取砂丘にある宇宙分野の研究施設ルナテラスで実験を行ったのは、日本と米国の大学生で作る学生団体「KARURA」。この団体はことし6月に米国で行われた火星探査機の性能を競う学生世界大会に日本人が所属するチームとして初めて出場していて、砂丘の地形が火星の環境に似ているとして去年から実験を行っている。来年の大会に向けて開発中の全長50cmほどの火星探査機の走行実験を行いくぼみのある砂地の坂を何m登れるか、検証し去年の時期の倍以上となる1mほど登れることを確認していた。チームによると来年の大会には4つのタイヤそれぞれにモーターがついた新しい探査機で挑戦することを目指していて、4つのタイヤがトラブルなく動いているかも分解して調べていた。