CFTCは先週、カルシに対しアメリカで初となるビットコイン無期限先物の上場を承認し、3日正式に取引を開始した。従来の先物取引には満期があるためポジションを維持するには数か月ごとに新しい契約に乗り換える必要がありコストと手間がかかっていた。無期限先物は満期がないため、長期間に渡りポジションを維持することができ、その結果、ビットコインの現物保有に対するリスクヘッジをより低コストかつ、継続的に行えるようになる。こうした利便性からビットコインを保有する動機が高まるとみられる。カルシは今回の承認によりデリバティブ取引所としても機能するようになり事業の幅が拡大すると期待されている。カルシは去年の世界での無期限先物取引の市場規模が90兆ドル超と推定していて、この取り引きの一部がアメリカに流入すればカルシの取引手数料は大きく増加する可能性がある。また、コインベースの海外取引所の無期限先物をアメリカの顧客に提供するための認可をCFTCから取得している。ほかの暗号資産についても同様の無期限先物が導入される可能性がある。暗号資産の無期限先物は最大125倍にレバレッジをかけられるケースがあり取り引きには注意も必要だが、規制改革で機関投資家がビットコインを保有しやすくなれば、暗号資産市場の流動性や安定性の向上につながり、ビットコインが主要な金融資産としてさらに普及していく可能性が高まっている。
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